旧梅田家住宅(きゅううめだけじゅうたく)は、福井市浄教寺町に所在した住宅で、梅田家は百姓のかたわら漆掻きの頭として、遠く関東にまで出かけて財を蓄えた豪農でした。住宅が建てられたのは古文書から江戸時代の天保から弘化年間(1830~47年)のことであったと考えられます。茅葺の入母屋造りで、住宅の前半部においえ(台所)、にわ(土間)が一体となった空間が並列に配され、後半部に納戸・おまえ・座敷・仏間を田の字形に配する福井県嶺北地方に分布する民家形式の典型的なものです。
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