旧蓑輪家住宅(きゅうみのわけじゅうたく)は越前市八石に所在した住宅で、蓑輪家は江戸時代には庄屋を務めていました。住宅が建てられたのは、寛政五(1793)年、文化六(1809)年の二つの普請帳から18世紀前半には建築され、その後に増築が繰り返され、現在の姿になったと考えられます。茅葺の入母屋造りで、間取りは住宅の前半部に、にわ(土間)・おうえ・台所が一体となった空間が並列に配され、おうえ・台所の前面に竈を設置した釜屋・流しが配されています。住宅の後半部に中間・高間・座敷・仏間を田の字形に配しています。
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