自然とともに生きてきた日本人は、石や木、水などに神性を感じ取ってきました。日本庭園は、その感性から生まれています。
歳月を経ても変わらないものと、時の流れとともに移り変わっていくものの美しさを、あわせて受け取ってください。
3月には、まだまだ梅が楽しめます。4月には、何と言っても新緑です。また、ミツバツツジやヤブツバキ、4月中旬にはヤマザクラが咲いていきます。下旬から水際のカキツバタやツツジ、牡丹もほころびはじめます。
5月には、見頃を迎えるカキツバタや牡丹やツツジが庭を彩ります。そして、日本海型気候の谷沿いなどに自生しているタニウツギや、エゴノキ、また下旬から花菖蒲が楽しめます。
9月中旬頃から、庭園内のさまざまな樹木の紅葉がはじまります。池周りの見頃は11月上旬頃から、東西園路のヤマモミジ等の見頃は11月中旬から下旬頃となります。例年12月上旬まで楽しめます。12月上旬頃の、焔の消える一瞬前のような紅葉の輝きも美しいものです。
また、10月中旬に雪吊りをしますので、紅葉と雪吊りを共に楽しむことができます。